しかし、当然ですが違いがあります。
ここでは業務用の生ビールサーバーと家庭用生ビールサーバーの違いを比較して紹介しています。また、それぞれの基本も紹介しています。
目次
業務用の生ビールサーバーと家庭用の生ビールサーバーの基本
業務用生ビールサーバーは瞬冷式と空冷式がある
業務用の生ビールサーバーには大きく分けると2種類あります。
樽を瞬間的に冷やす瞬冷サーバー
常温の樽は時期や時間によって樽温度が変化するので、毎日専用の樽温度チェックシートで樽の温度を測り、それに応じた炭酸ガスの圧力に設定する必要があります。
洗浄する時は部品以外にも専用のスポンジ玉をホースに通して洗浄します。
しかし、樽を常温で使えるので、注文がどんなに入っても樽さえあれば冷たいビールを注ぐ事が出来ます。
電源を使用しないタイプは氷を入れて使う為に氷冷式サーバー(コールドプレート)とも言います。
樽を予め冷やしておく空冷式サーバー
樽温度は一定なので瞬冷サーバーのように樽温度のチェックとガス圧調整は不要です。
しかし、予め樽が冷えてないと使えないので、樽を事前に冷やしておく必要があります。宴会などで多めの生ビール注文なのがあった場合は対応できない事も。(2樽程度までしか格納出来ない為)
洗浄は瞬冷式と同じようにホース内の汚れを取る為にスポンジ玉通し洗浄と言われる専門性が高い洗浄が必要です。
樽を格納するので樽格納式サーバーとも言います。
業務用生ビールサーバーの種類をもっと細かく知りたい!って人は別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
家庭用生ビールサーバーは空冷式タイプで簡易的なものが多い
前述したように空冷式タイプのサーバーは樽温度に合わせた炭酸ガスのガス圧調整をする必要がないので、専門性がありません。
また、業務用でも家庭用とも炭酸ガスが必須ですが、家庭用の場合はボンベではなく、カートリッジタイプになります。
さらに業務用ではスポンジ玉を通す専門性が高い洗浄メンテナンスも不要で各部品を手洗いする程度で洗浄が完了します。
家庭用と言うだけあってメンテも楽で簡易的です。炭酸ガスボンベなんて家庭にあったらなんか怖いですもんね!家庭はカートリッジで間に合います!
大手キリンビールが手掛ける「ホームタップ」など家庭用生ビールサーバーは人気が高まっています。家庭用生ビールサーバーの種類や人気おすすめは別記事で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
【徹底比較】業務用生ビールサーバーと家庭用生ビールサーバーの違いは?
業務用生ビールサーバーと家庭用生ビールサーバーの大きな違いは以下の通り。
違い・比較/サーバー | 家庭用(空冷式) | 業務用(空冷式) | 業務用(瞬冷式) |
洗浄 | 部品の簡単な洗浄 | 専用の洗浄ボトルと専用スポンジ玉を使う専門性が高い洗浄 | 専用の洗浄ボトルと専用スポンジ玉を使う専門性が高い洗浄 |
ガス圧設定の有無 | 不要 | 不要 | 必須(毎回設定する) |
炭酸ガスの容器 | カートリッジが基本 | 業務用炭酸ガスボンベ | 業務用炭酸ガスボンベ |
使用するビール容器 | その会社が専門に作った容器 | 樽 | 樽 |
ビール容器の扱い | 各サーバーによる(予め冷蔵庫に入れておくタイプとサーバーに設置するだけのタイプもある | 予め格納式のサーバーに格納しておく必要がある | 常温でそのまま使える |
洗浄の違い
家庭用の生ビールサーバーは部品やパーツ洗浄のみが基本です。
業務用は洗浄ボトルと洗浄用のスポンジ玉を使用して洗浄するスポンジ玉洗浄、水通し洗浄、「樽の口金洗浄」など洗浄の手間が多い。
ガス圧設定の有無の違い
空冷式が一般的な家庭用生ビールサーバーの場合は、ガス圧の設定は不要です。
業務用では瞬冷サーバーの場合は毎回その日の樽の温度に合わせたガス圧調整の必要があります。ここを間違えると泡だらけなどの不具合が出ます。
炭酸ガスの容器の違い
家庭用生ビールサーバーの炭酸ガスの容器は基本的にカートリッジタイプです。
業務用のビールサーバーの場合は、ビールを多く注ぐ事が前提になりますので炭酸ガスボンベが必要になります。とても重たいガスボンベなので家庭にあると危険性もあります。
狭い部屋で炭酸ガスボンベが吹き出しになってしまうと一酸化中毒になる可能性もあり家庭に置くには危険性があります。
炭酸ガスの容器がカートリッジかボンベかは大きな違いの1つですね!
使用するビール容器の違い
ビールが充填されている容器にも違いがあります。家庭用はその会社が開発した容器、また委託して作ってもらった容器に生ビールを充填します。
家庭で取り扱えるように簡易的なタイプが一般的です。
業務用の場合はステンレスのビール樽に充填します。重さと大きさもあるので場所の確保が必要です。
ビール容器の扱いの違い
ビール容器の取り扱いの違いもあります。
家庭用の場合は予め冷蔵庫で冷やすタイプもあれば、サーバーに冷却機能が付いていてサーバーに設置して冷やすタイプもあります。
業務用の場合は空冷式は予め冷やす必要がありますが、瞬冷式の場合は常温で容器(樽)を置いておく事が出来ます。
まとめ
業務用と家庭用の生ビールサーバーの違いを紹介しました。
家庭で生ビールが飲みたいなら家庭用をおすすめします。特にガス圧設定がなく、洗浄も楽、さらに炭酸ガスボンベが不要ってのは大きなメリットになるでしょう!
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