ビールサーバーで樽生ビールを飲む人やお店として提供する人の直面するトラブルの定番が泡が多いトラブル、又は泡だらけのトラブルです。
ビールサーバーでの樽生ビール抽出時の泡のトラブルは原因があります。
ビールまにあ
ちなみにサッポロビールやアサヒビール、キリンビール、サントリーなどのビールメーカーによって原因や解決法が違うって事はありません。さらにビールメーカーはビール銘柄のメーカーであって、ビールサーバーのメーカーは別にホシザキやニットク、東京冷熱などのメーカーになります。
10項目チェック!ビールサーバーでの泡だらけや泡が多いトラブルの原因と解決法!
どの原因で泡が多いのかが分かれば対策が取れる場合があります!
その前に使用しているビールサーバーを確認しましょう!
樽を常温で置いて瞬間的に冷やすタイプの瞬冷サーバーなのか?
または、樽を冷蔵庫内で冷やして使用するタイプの格納サーバーや直出し式なのか?
電源不要で氷のみで瞬冷サーバーと同様の働きをする氷冷式サーバー(コールドプレート)なのかを確認しておきましょう!
使用しているサーバーの確認は以下のページで写真付きで確認が出来ますので参考にしてくだっさい。
ビールまにあ
それでは泡が多い・泡だらけの原因と対策法を以下10項目でチェックしてみましょう!
①ガス圧が適正なガス圧ではないケース
季節が変わり外気温が大きく変わる場合に特に起こりやすくなります。
液温チェックカードを使って適正なガス圧にする事で解決します!
ビールまにあ
数値を適正にしてからジョッキ2杯めくらいあたりで改善しますね!
このケースは樽を瞬間的に冷やす瞬冷サーバーに該当します。冷蔵庫タイプで予め樽を冷やすタイプの格納サーバーと言われるタイプのサーバーは冷蔵庫内で樽が一定温度になるので樽温度に適したガス圧設定はしないので該当しません。ガス圧の数値は0.1を指す事が一般的です。(冷蔵庫の指定温度による)
②冬場にガスベンベとヘッドを繋いだまま翌日を迎えてしまったケース
冬場にガス圧が高めの状態でビールを繋いだまま翌日を迎えてしまうと炭酸ガスがビールに入り込んで泡だらけのビールになります。
この場合のビール樽はもう使えないので樽を交換する必要があります。
詳細は以下で説明しています。
このケースは樽を瞬間的に冷やす瞬冷サーバーに該当します。冷蔵庫タイプで予め樽を冷やすタイプの格納サーバーと言われるタイプのサーバーでは該当しません。
③サーバーの電源自体が入っていないケース
サーバーの電源が入っていないと、瞬冷タイプのサーバーは水槽内に氷が作られないので、ビールを流しても温かいビールになり、泡だらけになります。
また、冷蔵庫タイプの格納サーバーも電源を入れ忘れると樽が冷えないので泡だらけになります。
解決策は電源を入れる事です。
さらに電源ランプが付くのも確認してください。
中には電源を入れても主電源スイッチが切れている可能性も考えられます。
④ビール樽が動揺しているケース
ビール樽を交換した直後や、振動する場所に置いている場合。
また、ビール樽をヘッドに繋ぐ直前にビール樽を大きく振ったり転がしてしまった場合などは樽内の炭酸が泡になりますので泡が多めに出ます。
対策は簡単。待つだけです。
30分ほど待つと、樽の中のビールが落ち着きます!
⑤サーバーが熱くなっているケース
サーバーが熱いって事は熱交換が悪い状態です。
サーバーの周りに通気性がない可能性があります。
特にサーバーを動かした後に注意です!
通気性を確保する事で解決します。
解決しない場合はサーバー自体の故障もあるので修理が必要になるかも!
⑥フィルターが目詰まりしているケース
フィルターの目詰まりでサーバーの熱交換が悪くなり、サーバーが熱くなってサーバー内の氷が溶けてしまう事で起こります。(瞬冷サーバーの場合)
また、格納サーバーもフィルターが目詰まりするとサーバーの熱交換が悪くなり冷蔵庫内の温度が上がってしまう為に温かいビールが出て泡だらけになります。
どちらもフィルターを洗浄する事で解決します!
⑦漏電ランプが点灯しているケース
漏電ブレーカーが落ちているのでサーバー横にあるリセットボタンを押してください。
復旧します。
復帰出来ない場合は修理が必要になる事も!
⑧連続してビールの抽出をしたケース
連続してビールを抽出する事でサーバーの抽出能力を超えてしまって氷が溶けてしまった場合です。
対策法は連続ではなくて、間隔をあけて注ぐ事で防ぐ事が出来ます!
これは瞬冷サーバーや氷冷式サーバーなど常温樽を瞬間的に冷やすタイプのビールサーバーが該当します。すでに冷えている樽からビールを注ぐ格納式サーバーは該当しません。
⑨ビールの液温が高いケース
ビールの液温が高すぎても泡になります。
液温チェックカードで測って30度以上なら樽自体が劣化しているので樽交換するしかありません。
。
ビール樽の一回り大きいポリ容器に水と氷を入れてビール樽を入れる事で瞬時に冷やせるので再度抽出が出来ますが、味は劣化している可能性があります。
⑩サーバーの中に氷が出来ていないケース
写真は瞬冷ビールサーバー内の水槽
瞬冷サーバーに該当しますが、サーバーの中の水槽内には氷があるのが通常です。
無い場合はビールを冷やす事が出来ないので温かいビールが出来てしまい泡だらけになります。
応急処置としては氷をサーバーの水槽内に入れる事で、水槽内が冷えて正常抽出が出来ます。
ちなみに簡易サーバーの電源不要の氷を入れて使う氷冷式サーバー(コールドプレート)はフタを開けて氷が溶けていたらこの状態になるので氷を足しましょう。
氷冷式サーバー(コールドプレート)の場合は以下の場所に氷がない場合や少ない場合はぬるいビールが出てしまい泡だらけになります。
このケースは樽を瞬間的に冷やす瞬冷サーバーと氷冷式サーバー(コールドプレート)に該当します。冷蔵庫タイプで予め樽を冷やすタイプの格納サーバーと言われるタイプのサーバーでは該当しません。
まとめ
ビールサーバーを使用していて夏場の泡が多いトラブルや泡だらけトラブルは対策すれば解決可能です。
しかし、冬場に起こる「過飽和」と言われるトラブルは樽自体がダメになるので樽を交換するしかありません。
過飽和についてもっと知りたいって人は以下を参考にしてください。
そうならない為にも、ビールサーバーやガス圧の管理は大切なのです!
また、ビールサーバーで出す樽生ビールはお店によって味が大きく違います。
美味しい樽生ビールを抽出する方法は以下で紹介しているので興味があれば一読お願いします。
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