ビールサーバーからビール(樽生ビール)が出ない!なんて焦った経験ありませんか?
特にお店を営業している人で、注文があった場合にこのトラブルが起きたらとてもパニックになりますよね!
ここではビールサーバーからビールが出ないトラブルの原因と対策方法をまとめていますので参考にしてください。
目次
ビールサーバーからビールが出ない!のトラブルの対策法(解決法)は7点!各ビールサーバーの種類も考慮して紹介!
ビールが出ないと言っても、使っているサーバーによっては対策法が限られている場合もあります。
まず、使用しているサーバーがどのタイプのサーバーなのかを把握しましょう!
- 樽を瞬間的に冷やす瞬冷サーバーなのか?
- 冷蔵庫内に入れて冷蔵庫で冷やして使う格納サーバーなのか?
- または、氷とコールドプレートと言われる器具を使って電源無しで使用出来る氷冷式の簡易サーバーなのか?
- 直接樽から注ぐタイプなのか?
- 自動で注がれるオートサーバーなのか?
まずは、手持ちのビールサーバーの種類を確認しましょう!
手持ちのサーバーの種類が分からないって人はこちらのページで確認してください。
以下すべての種類の樽生ビールサーバーを含めてのビールが出ない原因とその対策法です。
すべて含めると7点考えられます。
項目毎に該当する種類のビールサーバーを記載しています。
①樽が空樽状態になっている(ビールがない状態)
新しい樽に交換すれば解決ですね!
これはとても簡単ですが、サーバーを扱い始めたばかりの人がまず経験するトラブルかと思います。
②炭酸ガスボンベの残量が無し(空ボンベ)状態になっている
上の画像で赤で囲った部分に炭酸ガスの残量を示す表示計がありますので、黄色いラインが現在の残量の場所を示していますので確認してみましょう!
③炭酸ガスボンベの元栓が閉じている
④減圧弁の数値が「0」に合わせてある
上の画像の赤で囲った部分の数値が0(ゼロ)になってませんか?
⑤ヘッドが上がっている(閉じている)
ヘッドが開いていないと言う事は炭酸ガスボンベからのガスが樽内に流れていない状態なのでビールは流れません。
⑥スポンジ玉が回路やホースに詰まっている
スポンジ玉の詰まりを解消する必要があります。
- ガス圧力を最大に上げる
- ガスの流れに動きを付ける為に減圧弁の数値を「MAX」と「0」で交互に繰り返す。
- これは危険度が高いので素人は厳禁ですが、減圧弁を外して炭酸ガスボンベから直接ヘッドへガスを流す事でそのガスの勢いによりスポンジ玉を吐き出せる。
⑦内部センサーの故障(オートサーバーのみ)
この部分のボタンです。以下画像。
完全になおす事は素人には無理です。サーバーのメーカーのホシザキやニットクなどに依頼するようでしょう。
ボックスを上に上げると以下のように通常の瞬冷サーバーのようにカラン(コック)が出てきます。
ちなみに泡付けはカランを奥に倒す事で泡を抽出するので泡付けが出来ますよ!
⑧サーバー内部の水槽内が全面的に凍っている(全面凍結)
樽を常温の場所に置いて瞬間的に冷やして生ビール出す「瞬冷サーバー(オートサーバー含む)」の場合はサーバー上のフタを上げると水槽がありますね!
その水槽内の外側部分は氷で覆われているのが通常ですが、サーバー故障によって全面的に氷が覆われている状態になる事があります。(全面凍結と呼ぶ)
この状態の場合は、ビールは出ません。
個人が所持している場合は修理に出す必要があります。お店が所持している場合でメーカーの貸し出しタイプの場合は使用している樽生のメーカーに連絡しましょう!
酒販店経由でも酒販店が連絡してくれるはずです!
全面凍結の一時的対策法!忙しい土日の営業中にビールが出ない!?
全面凍結をしている場合は個人での対処ではなく、基本的にサーバー故障になるのビールサーバーのメーカーへの依頼になります。
個人の趣味でビールサーバーを購入している人は大きな問題でもなさそうですが、居酒屋などのお店でお客さんを相手にしている場合は大問題ですよね!
さらに土日のビールが出る夕方以降の営業時間の場合はメーカーへの連絡も付かない事が多いでしょう!
特に土曜日の夜は樽生ビールは一番の稼ぎ時ですからね!
そんなパニック状態でも慌てないでください!実施出来る裏技方法があります。
サーバー内部の水槽内の全面凍結の場合は回路近くの氷が溶ければ使う事が出来るので、電源を抜いてフタを開けて水槽内に熱湯を入れて氷を溶かしましょう!
回路付近の氷が溶ければ使えますが、再度電源を入れてしまうと再度異常な氷が作られてしまうので電源は抜いたままにしておきましょう!
(後日修理依頼をしてください)
その後の注意点と対策は、水槽内に全く氷が張らないのも、水槽内の温度が高くなりその中にある回路を通って出てくるビールは冷えなくなり泡だらけになる原因になるので水槽内の2割が凍っている状態を保つ事がポイントです。
この方法を実現するにはサーバーの水槽内に飲み物に入れる氷ブロックを水が冷えるまで入れる事です。
一度泡が多すぎない適正な冷たいビールが出るか試してみて大丈夫ならその状態を維持するようにしましょう!
維持するとは、サーバーを使用したり、室温が上がったりする事で水槽内の氷は解けるので、1時間に1回は水槽内の様子を見てブロック氷を付け足す作業です!
大変ですが、これでその日は乗り切れるはずですよ!
あとは後日、酒販店経由か、使用している樽生メーカー経由でビールサーバーのメーカーを呼んで修理をしてもらうだけです!
全面凍結の場合はその場では解消せず、通常は代替サーバーを置いてもらい、その間にメーカーが修理するのが基本です。
まとめ
ビールサーバーからビールが出ないトラブルは以上の7点のみのはずですよ!
1つ1つチェックしていきましょう!
またビールは出るけど泡が出ないんだよ!って人は以下のページを参考にしてくださいね!
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