さらに小分けしていくと、スタイルと言われる100種類以上の種類に分ける事も出来ます。
ビールの種類全般については以下で紹介しているので興味があれば一読お願いします。
以下では大きく分けられるビールの発酵方法の4種類です。
目次
上面発酵と下面発酵?自然発酵にハイブリッド発酵って何?
代表的なのが「上面発酵(エール)ビール」と「下面発酵(ラガー)ビール」です。
その他にも培養させる為の酵母を使用しない「自然発酵ビール」や醸造方法を混合させる「ハイブリッド・ビール」と言われる種類もあります。
発酵方法①上面発酵(エール)ビールとは?味の特徴は?
上面と言われる由来は発酵すると酵母が液の上面に浮き上がる事、つまり酵母層が上面に出来る事です。
上面発酵ビールの味の特徴は?
この発酵方法で作られるビールの特徴はフルーティーな香りが強い事です。
通常、麦芽の甘みが強い事からホップを入れて苦味と香りのバランスを取ります。
またビールの保存性を助長する働きもあります。
上面発酵ビール(エールビール)のおすすめについては以下で紹介しているので興味があれば一読お願いします。
発酵方法②下面発酵(ラガー)ビールとは?味の特徴は?
下面発酵酵母は上面発酵酵母とは逆で発酵が終わるとビールタンクの底に酵母が沈殿されます。
下面発酵酵母の名前の由来は発酵されると下面に沈殿される酵母だからです。発酵自体も6度~15度と比較的低温で発酵させていて、上面発酵酵母と対照的な酵母を言えます。
下面発酵の別名「ラガー」の意味は「貯蔵」と言う意味で現在日本ではほとんどが貯蔵させるスタイル(ラガースタイル)になっています。
下面発酵ビールの味の特徴は?
下面発酵で作るビールの味は全体的に味もすっきりとしていて飲みやすいのが特徴です。喉ごしや爽快感を求める人はラガータイプのビールが合うでしょう。
昔からの定番の「サッポロラガービール」や「キリンラガービール」も当然下面発酵(ラガー)ですが、他のほとんどの日本の大手メーカーが製造しているビールはラガーですよ!
以下ラガービールのおすすめを紹介しているので興味があれば一読お願いします。
発酵方法③自然発酵ビールとは?味の特徴は?
この自然発酵のデメリットとしては腐敗しやすい事です。
この腐敗を防ぐ為に通常ホップを大量に加えます。
ホップを大量に入れる事で苦味が強く出てしまいますが、現在では品種改良により、苦味成分を無くしたホップがあり、そのようなホップを加える事が多いです。
自然発酵ビールの味の特徴は?
例えば「ランビック」などのスタイルがありますが、酸味や独特の香りがある為に好き嫌いが多いビールになり、上面発酵や下面発酵ほどメジャーではありません。
発酵方法④ハイブリット・ビールとは?味の特徴は?
上面発酵と下面発酵を混合させるのが主流です。
ハイブリッドビールの味の特徴は?
ハイブリッドビールはそのビールにより特徴も大きく異なるので一般的な味の特徴を伝える事は出来ません。
そのビールの銘柄のハイブリッド方法によって味わいが全く異なるビールが出来上がります。
ハイブリッドビール!今後はクラフトビールとして人気が高まりそうですね!
まとめ
日本では昔から下面発酵ビールとしてのラガーが定番ですが、最近では上面発酵(エール)ビールも人気が出てきましたね!
始めはクラフトビールとして地域の中小企業がメインでしたが、現在では大手ビールメーカーでもエールタイプのビールを製造しています。
そして、すっきり爽快感よりも、エール系ビールに多い甘くてフルーティーなビールを求める層も増えています。今後日本のビールテイストの求める方向性が変わっていくかもしれませんね!
甘くてフルーティーなビールについては以下でおすすめをまとめてますので興味があれば一読お願いします。
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