よく夏になると見かける「生ビール冷えてます」って旗。
通販でも売られています。こんな感じです。
実は、この生ビール冷えてます!のフレーズが正解になるのは冷蔵庫タイプの格納サーバー(空冷式)だけです!
お間違いないように!お店の人も(笑
目次
生ビールが既に冷えているのは冷蔵庫タイプのビールサーバーのみ!
あの「生ビール冷えてます!」が正解として通用するのは樽生を冷蔵庫で冷やして出す格納サーバーと言われる冷蔵庫内で樽を冷やして注ぐビールサーバーです。
最近では数が減ってしまいました。
ほとんどの飲食店では通常の瞬冷サーバーを使用している事でしょう!
通常のビールサーバーとは「瞬冷式のビールサーバー」です。
瞬冷ビールサーバーとは、樽を常温で置いておいて、注文が入ったら炭酸ガスの力で樽内のビールをサーバーに追い出して注ぐタイプです。
この場合は常温の樽内のビールが氷で覆われたサーバー内の回路を通る事で一瞬でビールが冷える過程を通りビールが注がれます。
ですので、生ビールは冷えてません。注文が合ってから冷やします!
ほとんどの飲食店の場合の正解は「生ビール冷やします!」本当の「冷えてます!」なら美味しい樽生飲めるかも!?
どっちでもいいやん!って思うかも知れませんが、割合的には冷蔵庫タイプのビールサーバーで出す樽生ビールのほうが美味しい可能性が高いです。
特に生ビールを美味しく飲むための必須条件の1つであるガス圧調整は合わす必要がない冷蔵庫タイプのサーバーは適正ガス圧のビールが飲めます!
冷蔵庫式ビールサーバー(樽格納式)が美味しいケースが多い具体的な理由は以下のページでまとめていますので参考までに!
なぜ現在も「生ビール冷えてます!」の旗が多いのか!?昔からの定着フレーズ!?
出典:Amazon
しかし、なぜ生ビール冷えてます!の旗が多いのか?
これは昔のビールサーバーと言えば冷蔵庫タイプで樽生を冷やす格納サーバーだったからです。
それがメーカーの進歩により瞬冷サーバーに変わってきた時代背景があります。
現状でも冷蔵庫タイプのサーバーはありますが、メーカーがお店に手配するのにも瞬冷よりも価格が高い為に億劫になっている事実もあります。
余談ですが、現在のお店に置いてあるビールサーバーは使用している樽のメーカー側が無償でお店に貸し出しています。
例えばお店側がアサヒビールのスーパードライの樽を使っている場合はアサヒビールの営業マンが、ホシザキなどのサーバーメーカーからビールサーバーを購入してお店側に無料で貸し出しています。
なので、各メーカー側も出来るだけ安いサーバーを購入して貸し出したいので高い冷蔵庫タイプよりも割安な瞬冷タイプを選ぶ事が多くなった事が瞬冷サーバーメインになった要因の1つです。
その他には樽消費量が多いと冷蔵庫で樽を冷やすタイプだと追いつかないデメリットがあるからです。
1日に2樽以上消費するようなお店は、3樽分冷やしておく必要がありますが、格納スペースの問題にて樽が入らない事がありますからね。
使いやすさや面倒じゃない点を考慮すれば格納サーバーのほうにメリットがあるのですが、消費が追いつかなくなってしまうのはデメリットですからね・・。
このように現在では瞬冷サーバーが定番になっていますが、格納サーバー(冷蔵庫タイプ)を使っていた昔からの「生ビール冷えてます!」のフレーズが定着しているので、現在でもそのまま「生ビール冷えてます!」が定着してるだけなのです。
通販で調べてもまだまだある!「生ビール冷えてます!」の旗!
通販で調べてもまだまだ販売していますね。
かなり売れているようです。
実際に通販で「生ビール冷えてます」で検索すると数多くヒットします(笑
まとめ
あくまでも内部を知っている私の感想としてははやく、「生ビール冷やします!」に切り替わる時代になって欲しいな!って思います。
あの生ビール冷えてます!を見るとどうしても違和感があるんですよね・・。私だけか・・。
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