ビールサーバーのホースを交換する方法が知りたい!って人は多いと思います。
洗浄をしていても、ホースはどんどん黄色くなり、汚れが付いていくものです。
交換したくても交換出来ないって人多そうですね!
目次
交換する前に!交換用のビールホースは通販で買える!?ビール樽を定期購入してるお店は無料!?
ビールホースを交換する前に、交換する為の交換用のビールホースがなくては交換出来ません。
ビールホースは実は通販などでも販売しています。
しかし、業務用なので長さがとても、長く金額も高額になってしまいます。
個人でサーバーを持っている場合は数年に1度、5m以内のホースがあれば十分って人がほとんどだと思います。
その場合は、「メルカリ」や「ヤフオク」など個人出品を探してみると見つかりやすいですよ!
また、お店でビール樽を定期的に購入している場合は各メーカーや取引のある酒販店へ連絡しましょう。メーカー側が負担してホースを無償交換してくれるはずです。(交換が必要と判断されればですが・・。)
以下はビールサーバーのホースを個人で交換する場合の方法です。
参考にしてくださいね!
ビールサーバーのホースの交換ポイントは接続部分の継手(つぎて)にあり!どのタイプか判別して交換作業しよう!
ホース交換する場合に普通に考えるとホースを外して、新しいホースを設置すればいいのですが、ビールサーバーのホースの接続部分である「ヘッド」と「ビールサーバー」にはそれぞれ接続させる為の継手があります。
継手が固定して取れない継手もあれば、外せる継手もあります。
また、素手だけで簡単に取り外しが出来るタイプもあれば、ビールホースを外す器具が必要なケースもあります。
どんなタイプのサーバーも接続部分が存在します。
瞬間的に冷やす瞬冷サーバー、コールドプレート使用で氷を使って冷やす氷冷式サーバー、冷蔵庫タイプの格納サーバー(空冷式)もすべて対応しますので御覧下さい。
業務用のビールサーバーの種類については別記事で紹介していますのでこちらを参考にしてください。
ヘッドとは樽に取り付ける器具です。
この部分です。
サーバー部分でも同じようにホースを接続させる継手があります。
接続している部分はサーバーの下側だったり、フタを開けた内側だったりします。
使用しているサーバーをヘッドから出ているホースを辿ってみれば接続箇所は分かりますよね!
以下の画像はフタを開けた箇所にホースが接続されているタイプの瞬冷サーバーです。
以下の画像は氷を入れて冷やすタイプの氷冷式簡易サーバー(コールドプレート)の1種ですが、接続部分がありますね。
画像をアップするとこんな感じです。
よく見るニットク社の簡易サーバーもホース接続部があります。
以下。
これも画像をアップするとこんな感じ。
【タイプ別】ビールホース交換の為の継手からビールホースを外す方法と入れる方法!
ここが最も重要なところ。
まず継手の種類を把握しましょう。把握したら、その継手のケースに応じたビールホースの外し方&入れ方を確認しましょう!
タイプ①分離型継手の外し方・入れ方
これは分離型継手と言われる継手で分離する事が出来る継手です。
ヘッド側に付いている場合もあり、サーバー側に付いている場合もあります。
また、サーバーの修理の際にこちらの継手に変更されたケースもあるようです。
継手を分離させる方法から。
実は分離型継手は以下のノーズと言われる部分と通常の継手に分かれます。
ノーズ
以下ノーズ無しの分離型継手
通常は以下の画像のように1つになっていますね。
この状態では外れません。これがロック状態です。
しかし、この紫の部分を回すと上に隙間が出来る箇所が見つかります。
以下の画像を見てください。紫の部分を回して隙間を見つけました。
ここに白色のポチを合わせます。
そして白のポチ部分を紫色の隙間に入れます。これがロックが外れた状態。
この状態で細いほうのノーズ部分を引くと外れます。
簡単ですよね!
ホースが繋がっていればこんな感じになりますね。
これでホース抜けたか!と思ったらここでも抜けません。
このノーズ部分に入れたホースは実は取れません。
まずはホースを短く切りましょう。
交換しやすいですからね。
ノーズとホースの繋がりはカッターなどでホースをバラバラにして取る事も可能と言えば可能ですが、通常のやり方で言えば「ホース外し器具」を使います。
別記事の部材一覧でも「ホース外し器具」の写真ありますのでこちらも参考にしてください。
以下が「ホース外し器具」です。
これを使うと効率的に素早く外せます。
この器具をホースから入れて・・・。
ノーズ部分まで持っていく。
完璧にノーズ部分にはまったら・・・。
器具をノーズ部分のほうに力を入れて、逆にホースはノーズ部分と逆のほうへ力を入れます。
以下の画像参考に。赤の矢印が力を入れる方向です。
この画像で言えばホースは右へ。ホース外し器具は左へ!
すると、スルっとホースが外れました!
こんな感じで簡単ですよ!
このホース外し器具あれば!
こんどはこの分離型継手に新しいホースを入れる方法ですが、見て分かるように簡単です。
先程の分離されたノーズ部分にホースを差し込みます。
一度奥まで差し込むと素手では絶対に取れません。
分離の受ける側のほうに差し込みます。
このままでは白いポチ部分が上にきてしまうと外れてしまうのでアンロック状態ですよね。
だから・・・。
外す時とは逆に紫の部分を回してロック状態に。
これでこの分離型継手のホース交換が終了。
この継手がヘッド(ヘッドディスペンサー)部分に付いている場合やサーバー側に付いている場合はこのようにしてビールホースを交換してくださいね!
タイプ②一体型継手の外し方・入れ方
今度は一体型継手と言われる継手です。
最近のヘッドディスペンサーには結構な確率で付いています。アサヒやサッポロ、キリン、サントリーなどほとんどがこの一体型継手採用しているんじゃないでしょうかね・・。
以下一体型継手でホースを繋いでいるヘッドの画像。
アップするとこんな感じです。画像はヘッドですが、サーバー側の接続もこの一体型継手を使っているケースが多いです。
まず外し方。
とても簡単。ヘッドにこの一体型継手が付いている場合も、サーバー側に付いている場合も同じですが、時計周りに回すと継手自体が外れます。
回して、回して・・・。
はい。外れました。
次に一体型継手にロックさせる為に入っているスペーサーを取ります。
よく見るとスペーサーが入っているの分かりますか?
ココです。取ってみますね!。両サイドを持って上に移動すると簡単に外れます。
はい。外れました。
外れたら、一体型継手と同じように継手とホースをそれぞれ逆の方向に力を向けて引っ張ると簡単に取れます。
画像参照。ピンクの部分は右側へ。ホースは左側に引っ張ります。
すると、はいホースも外れます。
そして、今度は新しいホースを付ける時は逆をやればOKです。
ホースを一体型継手に入れます。
もう外れませんが、スペーサーを入れる事で完全に外れません。
スペーサーを入れます。完了。
タイプ③接着タイプの継手の外し方・入れ方
今までの継手は外す事が出来た継手ですが、サーバー側についている継手の場合は外れない接着されたタイプの継手も多いです。
しかし、外し方と付け方はタイプ②の一体型と同じです。
継手が外れるか外れないかの違いだけです。
この画像は簡易サーバーのコールドプレート使用のサーバーです。
これもスペーサー(ロック)がない一体型継手と外し方は同じです。
以下のようにホースを上に引っ張り、継手の黒い部分を反対の下方向へ押す事でホースが抜けます。
こちらのサーバーの場合も同じです。
ホース部分の下へ。継手の細い円の部分を反対方向へ押すとするっとホースは外れます。
以下画像参照。
これらの継手の場合はスペーサーと言われるロック部分がない継手が多いので新しいホースを
入れる場合は単にホースを奥まで入れ込むだけです。
入れ込みがあまいとビールが漏れてしまうので奥まで差し込みましょう!
タイプ④器具を使うタイプの継手タイプ
あまりないタイプですが、器具を使わないとホースが外せないタイプの継手です。
完全に業務用ですね。普通は継手の場合は継手部分とホース部分をそれぞれ反対方向に引っ張ると(押すと)抜けるタイプが多いですが、こちらのタイプはホースを外すにはホースを切ってから専用の「ホース外し器具」を使う必要があります。
この器具です。
タイプ①で説明した分離型継手のノーズ部分になります。
ノーズ部分を外す方法と同じで、この器具を入れ込んでホースを外します。
付ける時もタイプ①の分離型継手と同じようにただ差し込むだけ!
ホースを付ける時は簡単ですが、抜く時は器具を使うなどちょっと苦労するタイプかもですね!
器具がない場合はカッターなどでホース部分をすべて除去する必要があり時間がかかります。
ビールサーバー用の部品や部材などは別記事で紹介していますので参考にしてください。
【困難タイプ】タイプ⑤タケノコ型の差し込みタイプ
タイプ③までで説明した継手なら簡単にビールホースを外す事が出来て、交換も出来ます。
しかし、通称「タケノコ」と言われるこのタイプは交換にとても苦労します。
現在は製造していないタイプで20年以上も前のビールサーバーの使用です。
基本ヘッド側にはないのですが、古いタイプのサーバー側にはこのタケノコタイプだったりします。
外す方法はカッターなどで切り取るしかないですね。
また、上記のようにホースの上から金属で締め付けしている場合はペンチなどで壊すかうまく外すか・・・。
そして、新しいホースを入れる方法ですが、これも面倒。
ホースの先端を沸騰したお湯で温めます。100℃くらいがいいです。
そうするとホースが柔らかくなるので、柔らかくなった状態の時にタケノコと言われる金属の先端が細くなっている部分に差し込み奥まで入れ込みます。
ホースが冷えれば自然に固くなり完了です。念のため、針金(はりがね)などで取り付けたホースの周りをグルグル巻きにするとより外れずらいです。
私もこの写真のようにこのタイプはホース交換がとても面倒なので放置しています。
結果、ものすごいホースの色に・・・。
このタイプは業者に頼むか諦めてもいいかも?
まとめ
ビールサーバーのホース交換方法、取り外し、取り付け方法。
素手だけで出来るとても簡単な継手タイプもあればホースを外す器具を使うタイプ、また、とても古いタイプのビールサーバーは交換は業者がするものとされていたので交換するだけでも一苦労なタイプもありますね。
まずは個人でも持っていても、お店で持っていてもホースの接続部分がどのタイプか判断する必要がありますね。それに応じた交換方法を試してください。
ビールサーバーの取り扱いのトラブルや樽生ビールを美味しくする方法なども別記事で紹介しているので合わせてご覧ください。
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