ビールや発泡酒や新ジャンルビール、ノンアルコールビールには副原料や添加物など麦芽とホップ以外の他の物質が多く含まれている銘柄があります。
その中でも気になるのが添加物ではないでしょうか?
ここでは、ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンルビール)やノンアルコールビールによく含まれている事がある添加物を紹介しています。
目次
【ビール類の添加物一覧】ビール・発泡酒・新ジャンル・ノンアルコールビールによく含まれている添加物は何?
よくビール類やノンアルコールビールに入っている添加物は以下です。
香料・酸味料
ビール類やノンアルコールビールに含まれる香料と酸味料はそれぞれ、ビールの味わいに近づける為に食品添加物です。
天然の物だけなら安心出来るかもしれませんが、合成系も含まれている場合もあり、使用が出来る物で数百種類もあります。
そして、「香料」や「酸味料」のみでの表記が可能な為に、どんな内容の香料や酸味料を使っているのかは消費者としては知る事は出来ません。
酸化防止剤【L-アスコルビン酸(ビタミンC、V.C)】
ビール類やノンアルコールビールの場合はビタミンCやアスコルビン酸の表記が多いです。
水に溶けやすく、変色、褐変、風味の劣化を防ぐ効果があります。ビタミンCとして栄養強化の効果もあります。液中で酸化することで品質改良剤の役割を果たします。
現在では以前のように原料に遺伝子組換えは使用されていないので添加物の中では比較的安心出来るほうです。
カラメル色素(副原料扱いでもある)
カラメル色素は着色料になります。カラメルⅠ〜Ⅳに分ける事が出来ます
- Ⅰ.単に糖類のみを加熱してできたもの
- Ⅱ.糖類に亜硫酸化合物を加えて加熱したもの(日本では禁止)
- Ⅲ.糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱したもの
- Ⅳ.糖類に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物も加えて加熱したもの
この中でカラメルⅢとカラメルⅣは、アンモニウム化合物を加える過程で発がん性物質が発生する可能性を示唆する論文もあります。
そしてビール類やノンアルコールビールの原材料欄には「カラメル色素」としか表記されていないのでこのⅠ〜Ⅳのうちどのタイプなのかを消費者は知る事が出来ません。
安定剤(アルギン酸エステル)
ビールの泡沫安定剤として欧州、南米を中心に、各国のブルワリーで長年利用されている添加物でもあります。
ビールの泡保持時間を長くする効果があります。
安定剤と表記されていると不安になりそうですが、こちらのアルギン酸エステルは天然海藻由来で、BSEや遺伝子組換え、残留農薬、食物アレルギー等の影響のない安全な物質です。
アルギン酸エステルに関しては添加物でもそれほど不安になる事もなさそうですね!
乳化剤
乳化剤は、水と油をうまく混ぜ合わせる働きをするものであり、安全で有効な食品添加物として厚生労働大臣に認められている添加物です。
ビール、発泡酒や新ジャンルビール、ノンアルコールビールへの効果としては起泡作用です。
乳化剤は水の表面張力を低下させて、泡が立ちやすくします。さらに気液界面に吸着することで泡を消えずらくする効果があります。
麦芽とホップを使用しない、又は使用率が低いと泡が立ちにくく、すぐ消えてしまうのですが、この乳化剤にて泡が立ちやすく消えにくい泡へとサポートしていますよ。麦芽とホップの使用率が低い銘柄によく使われていますね。
人工甘味料(アセスルファムK・スクラロース)
人工甘味料は摂取した後に24時間以内にほとんどが尿中に排泄される為に糖質としてはカウントしません。その為、糖質ゼロ表記が出来ると話題の甘味料です。
ビールや発泡酒、新ジャンル、ノンアルコールビールでよく使われているのが「アセスルファムK」と「スクラロース」です。
人工甘味料は発がん性が報告されて禁止された人工甘味料もありますが、現在使用が許可されている人工甘味料は国の基準により少量なら使用可能になっています。
しかし現在使用が許可されている人工甘味料も、動物実験で異常がみられたという研究結果などがあり、不安になる人も多い添加物の1つです。
糖質ゼロビールは糖質ゼロだが人工甘味料が入っている?
糖質ゼロのビールや発泡酒、新ジャンル、ノンアルコールビールなどを飲んだ事がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、糖質はゼロでも甘さを代替する為にほとんどに、これらの人工甘味料が入っています。
糖質はゼロだけど、添加物(人工甘味料)が不安って人はこれらの糖質ゼロ系ビールは考え物ですね。
人工甘味料は糖質ゼロなので太らないのは事実?
しかし、健康への不安を無視してダイエットだけに特化すると人工甘味料は有効と言えます。
糖質とは違い甘いけど太りません。体外に排出されるので身体への蓄積がない為です。
糖質ゼロビール&カロリーゼロビールは太らないのは事実です。
人工甘味料の添加物は健康への不安が気になるところですよね。個人によって糖質の有無と健康への不安を天秤にかけてどう捉えるかですね。
ちなみにノンアルコールビールで糖質がゼロでカロリーもゼロの銘柄については別記事で紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。(添加物を気にしない人限定)
ビール類・ノンアルコールビールに含まれる添加物で健康への不安が大きいのは?少量なら可?
やはり、前述した、アセスルファムKやスクラロースなどの人工甘味料とカラメル色素に不安を感じる人が多いようです。
しかし、販売していると言う事は国が認めていると言う事です。人工甘味料もカラメル色素も商品に入れてよい量が規定で決まっています。
つまり、大量に摂取せずに規定内の量(通常に摂取する量)ならば問題ないとしています。
それでもやっぱり不安だ!避けたい!って人は添加物が入ってないビール類やノンアルコールビールを選びましょう。
まとめ
ビールや発泡酒、新ジャンルビール、ノンアルコールビールには添加物が含まれている銘柄が多くあります。
特に発がん性の論文が発表されている人工甘味料などは敬遠する人も多いようです。
糖質は少なめがいいけど、人工甘味料が気になる!って人は「糖質が大幅カットされていて人工甘味料無しのビールの人気おすすめ」も別記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
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