よくある大手ビールメーカーのビールでも原材料を確認すると麦芽とホップだけでなく、米やコーン、スターチなどの記載があるビールを見ますよね。
以下はビールの副原料について紹介しています。
目次
ビールに使ってもいい副原料は?米やとうもろこし・果実以外にもある?香辛料やハーブ・鰹節も?
ラガービールでは米やとうもろこし(コーン)、エールビールでは果実なども見る事があると思いますが、それ以外にもビールとして使用しても良い副原料はたくさんありますよ!
ビールに使ってもいい副原料一覧
- 麦
- 米
- とうもろこし(スターチはとうもろこし等から由来するでんぷんです)
- こうりゃん
- ばれいしょ
- でんぷん(でん粉)
- 果実
- コリアンダー(またはその種)
- 香辛料
- ハーブ
- そば
- ごま
- 野菜
- お茶
- かき
- こんぶ
- わかめ
- 鰹節
- 蜂蜜
- 食塩
- みそ
- 花
- コーヒー
- ココア
- 糖類
- 財務省令で定める苦味料
- 財務省令で定める着色料(カラメルなど)
ちなみに原材料を見るとコーンと表記を見た事があると思いますが、とうもろこしを砕いた状態の事をビール業界では指しますよ!
指定された副原料以外を使用したり割合を超えると発泡酒になる?
日本ではビールに使用しても良い副原料は酒税法によって決まっています。上記で説明した通りの副原料になります。
それ以外の副原料を使用するとなるとそれはビールではなく、「発泡酒」扱いになります。さらに、副原料の使用量を、麦芽の重量の5%を超えてはならないと規定もあります。
日本でビールとして売り出すには副原料や割合は決まっているのが残念ですね!
発泡酒の場合は副原料に何を使用してもいい?割合も自由?
ビールに使えない副原料を使った場合は発泡酒になり、全体の副原料に占める割合を増やしても発泡酒になります。
そして、発泡酒としては副原料の制限は無いので、使いたい副原料や使用したい割合などを自由に決めて作る事が出来るのです。
オリジナルティやバラエティに営んだビールを作りたい場合は日本の場合ではどうしても発泡酒扱いになるんですね!
海外ではビールでも日本で発泡酒扱いになるビールもある?
海外人気ビールで発泡酒扱いされているビールは日本の発泡酒と違い麦芽の味わいも感じるビールである事が多いですよ!
まとめ
ビールに使われる副原料は日本では意外と少ないのは驚きではないでしょうか。
海外では当たり前のように使われている副原料も日本に輸入した事で発泡酒扱いになってしまいますが、麦芽率は高い事が多いので、ぜひ海外ビールで発泡酒と表記されていてもビールと考えて購入してもらえればと思います。
また、糖質ゼロのビールや発泡酒や新ジャンルビールの原材料でよく見る「添加物」については別途「ビール類の添加物一覧」で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
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