【日本の生ビールの歴史に答えあり】缶も瓶も生ビールって表示される理由?

ビールのあれこれ

ビールには「生ビール」があります。

生ビールってのはお店で飲む事が出来るあの業務用の樽から注がれる美味しいビールだ!って思うかもしれないですが、コンビニやドラッグストアで買う缶ビールも生ビールです!

 

竹林雄一郎@ビールマニア
竹林雄一郎@ビールマニア

それには日本のビールの歴史が関係してます。

 

ちなみに樽(たる)、瓶(ビン)、缶とも全部中身は全く一緒のビールです。

そのほとんどが「生ビール」になります。

え!?樽と瓶と缶の中身が全く同じ?って思った人は以下のページを参考までに!

 

 

生ビールの認識の違い!?日本のビールは生ビールだらけ!?

一般的にはお店で飲めるジョッキで注がれてくるビールが生で、瓶(びん)や缶などの容器に入っているビールは通常のビールと言う認識が日本ではあります。

しかし正確に言うとこれは事実ではありません。

市場に出回るほとんどのビールは生ビールです。

生ビールとは過熱していないビールの事を指します。

日本の現在のビール製造ではそのほとんどの酵母処理に加熱ではなくて高性能フィルターで除去する方法に転換している為に、加熱をしてない「」なのです。

加熱していない生と過熱したビールの味の違いはどうなの?って疑問に思った人は以下のページを参考にしてください。

 

現在の日本ではほとんどがビール製造の過程で加熱処理をしないのでほとんどのビールが生ビールになるのです。

 

しかし、実際の日本での風潮としては生ビールは居酒屋や飲食店で飲む「樽にサーバー器具を設置してビールサーバーから注ぐビール」と言う認識があります。

竹林雄一郎@ビールマニア
竹林雄一郎@ビールマニア

まだまだ生ビールはビール樽からのビールと認識している人が多いのが現状です・・・。

 

以下、「生ビール」が熱処理をしていないビールの定義となった歴史です。

 

 

「生ビール」と言われるにはビールメーカーの戦いも歴史にあった!サントリーとアサヒの戦い?《ビールの歴史がおもろい!?》


1967年にサントリーが「純生」と言われる瓶に詰めたビールを発売しました。

このビールは画期的でロケットでお馴染みのアメリカのNASAが開発した「高性能ミクロフィルター」をビールの製造過程に取り入れて、加熱処理をしないと酵母を取り除く事が出来なかったビール製造過程を一新しました。

この「高性能ミクロフィルター」により熱を加える事なく酵母を取り除く事が出来ました。

これがビールを「」と呼ぶきっかけになったんです。
始めはSuntoryが「生ビール」として「純生」でシェアを急激に伸ばしました。

サントリーは「純生」でシェアを伸ばしましたが、翌年の1968年にアサヒビールはサントリーがビールの重要要素である酵母を取り除いてしまう事をデメリットと称して「アサヒ本生」を発売しました。

この「アサヒ本生」は酵母を取り除かない状態で出荷したビールです。
当然酵母が生きているので賞味期限は2週間以内が必須

さらに完全冷蔵保存を顧客に徹底するなど早い消費を促したビールでした。

 

 

竹林雄一郎@ビールマニア
竹林雄一郎@ビールマニア

アサヒはこれを「真の生ビール」と明言してサントリーの「純生」を圧倒させました。

 

ぽっぽ
ぽっぽ

バトル始まりましたね・・・。

 

『生ビール論争』

「熱処理をしないビールはすべて生ビール」というサントリーの主張と、「酵母菌を取り除いたビールは生ビールではない」というアサヒを始めとする他社の主張は平行線を辿った。

出典:Wikipedia

 

公正取引委員会は熱処理をしないビールを「生」に!


どのタイプが生ビールと言えるかは大手ビールメーカーの判断に任せていましたが、1979年にそれはピリオドを打ちました。

公正な取引を主とする日本の公正取引委員会がこの生ビール問題に参入、何度もの会議を重ねた結果、「熱処理をしないビールを生ビールとする事」と提示しました。

それ以降、生ビールは「熱処理をしないビール」なので各社とも高性能のフィルターを使用して熱処理をしない生ビールが誕生したわけです。

と言う事は、缶に入ったビールも、瓶(ビン)に入ったビールも、樽生と呼ばれるお店が出すジョッキで飲むビールもすべて生ビールになるわけです。

一部、昔のように加熱処理を敢えてする事で昔のビールを味を出す銘柄もありますが、市場に出回っているほとんどのビールは熱処理しないタイプのいわゆる「生ビール」です。

ぽっぽ
ぽっぽ

と言う事は、お店に行っても瓶(ビン)ビールを生と謳って出しているお店がありますが、違法じゃないんですね~。

 

しかし、まだまだ一般的な日本の風潮は生ビールは「お店の樽ビール」のイメージが強いのです・・。

生ビールじゃないビールもある!?昔の熱処理ビールもうまい!美味しい!って!?

現在のビールはほとんどが生ビールですが、「生でないビール」もあります。

つまり加熱処理を施した昔ながらの「熱処理ビール」です。

味の違いとしては加熱した熱処理ビールのほうは重みや飲みごたえ感、苦み感が強いと言われます。

 

竹林雄一郎@ビールマニア
竹林雄一郎@ビールマニア

人によってはこちらのビールのほうが好きだと言う人もいるようですね!

生ビールと熱処理ビールの味の違いについては以下で紹介していますので参考にしてください。

 熱処理をするタイプの非生ビール抜粋

生ビールではない熱処理をする熱処理ビールで人気が高いビールです。

サッポロラガービール(赤星)

 

アサヒスタウト

キリンクラシックラガービール

まとめ

生ビールって一言で言ってもビールメーカーの戦いなどの歴史があったのです。

 

今でも生ビールはお店の樽生を指す事が多いですが、定義としては「熱処理をしていないビール」の事なので覚えておきましょう!

 

ちなみに熱処理をしたビールについては以下でおすすめの熱処理ビールをまとめていますので興味があれば一読お願いします。

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